散骨を行う前に考えること その3
いつ散骨を実施するのか?
《どの種類の散骨を実施するのか?》で委託散骨を選択した方は《どこで散骨を実施するのか?》と《いつ散骨を実施するのか?》は考えなくいいと思います。
理由として委託散骨は散骨費用を抑えている分、家族が散骨に立会えないのと、散骨を実施する場所と散骨を実施する日時は選べなくなっているのが大半だからです。
《どの種類の散骨を実施するのか?》で個別散骨と空中散骨を選択した方は《いつ散骨を実施するのか?》を考える必要があります。
お寺や霊園に納骨をする場合は、七七日忌法要(49日法要や満中陰法要ともいう)で埋葬をしますが、散骨の場合は特に七七日忌法要のような決まりもありませんので、いつ散骨を実施するのか?は、ご自身や家族の意向に沿って日程を決めることが出来ます。
- 七七日忌や一周忌、三回忌に合わせて散骨を実施したい…
- 散骨される方の誕生日に合わせて散骨を実施したい…
- 結婚記念日に合わせて散骨を実施したい…
- こだわらないので家族が集まれる日で散骨を実施したい…
それぞれの方に記念日や思い出の日がありその日に合わせて散骨実施される方や気候を気にして暖かい季節に散骨の実施を考えている方もいらっしゃいます。
《いつ散骨を実施するのか?》でもう一つ大事なことがあります。
散骨は自然に還ることが出来る埋葬方法ですが、その自然に左右される事も有ります。雨や風がとても強い日、海上のコンディションが悪い日などは散骨を実施することが出来ません。
遠方で散骨を行う時などは実施予定日の翌日などを、散骨実施予備日などに出来れば実施予定日が天候に恵まれなくても、翌日の散骨実施予備日に散骨が出来る可能性もありますので、天候に左右されずに散骨が実施できる可能性が高くなります。
*散骨を紹介するサイトは沢山あります。文字情報や抽象的な写真を使い『当社は散骨をお手伝い出来ます。』と載せているホームページには注意ください。実績がまったくない事やホームページを運営している会社の人が、まったく散骨に関与しない…関与出来ない…場合が多々あります。
散骨の実績と相談を受ける側が散骨の実施に関与するのか?必ず確認をしましょう。
確認をすることが大事な人を散骨するための第一歩になります。